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2019年5月13日 (月)

my postscript

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あとがきにこのようなことを書いてある。
「台湾南部の高雄市の駅ではタバコをホームに捨てただけで、多くの人に取り囲まれたあげく中国語とカタコトの日本語で糾弾された」

これは1972年のことだ。当時の台湾は戒厳令下であったし、ベトナムでは戦争していた。ぼくは長髪の大学生である。当時長髪は「反体制」「ヒッピー」「ベトナム反戦」を象徴していた。もっとも、ぼくはファッションとして髪を伸ばし当時流行りの服装をしていたにすぎない。ファッションだが最初は「奇妙」なものだが、定着すれば「普通」になるものだ。どっちにしてもこの時代は新しいファッション音楽イベント映画などを創り出していた。
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写真は1972年の高雄市。バイクのオヤジさんは日本語少し話せた。ぼくが学生だと知るとバイクで観光案内(^o^)してくれた。また、ホテルまでの行き方を尋ねた女子高生は宿泊先の安ホテルでバイトしていたのである。大学生と女子高生。南国の女の子はませている。このあとのことは書けません(^o^)。
あとがきには「もちろん親切にされたこともあったし、素敵な人とも出会えた。中には娘と結婚して日本に連れて帰れと脅したポン引きのオヤジもいたし。チンピラのピアノ弾きから熱心に銀行ギャングに誘われたこともあった」と続けている。このピアノ弾きだが同年代で英語ができ戒厳令下の台北の街をうろついた。彼の家に泊めてもらったこともあった。家は立派な邸宅で母親は旅行代理店の社長をしていた。
高雄からは電車やバスを乗り継いで花蓮に向かった。ここでも愉快なオヤジや素敵な娘との出会いがあった。記憶があるのは愉快なオヤジに連れて行かれたレストランバー「銀馬車」である。そこのウエイトレス静ちゃんとはビーチでデート(^o^)。当時の台湾では長髪の日本人学生が珍しかったことが幸いしたり、高雄駅で糾弾されたような災いももたらした。たかが長髪、されど長髪(^o^)。蛇足だが、当時のシンガポールは長髪男子は入国禁止だったのである。
さて、次の巡礼の旅は高雄に行くことにした。半世紀ぶりである。高雄で暮らしたことのある2代目Punk五十嵐からは以下の案内が送られてきた。
「今の台湾がどうなっているか気になります。自分がいたころ高雄は完全に民進党支持、北部は国民党支持。中台関係の現状維持支持派が70%ほどでしたが。夜市は「令雅自強夜市」がいいです。他の夜市は飯以外に服など販売していて、飯を食うようなところではありませんでした。
高雄から台北まで高速鉄道もありますが、高雄駅(始発は屏東という駅です)から自強号という特急が出ています。もし時間があればビールと駅弁を持って、この自強号で移動するのもありです。時間は台北まで4時間半ほどかかりますが、こちらの方が景色もいいですし、昭和的でノスタルジックな雰囲気も楽しめます」
Punk五十嵐だが1997年中国海南島に語学留学したあと、いろんな「仕事」をこなし世界を旅して日本語教員資格を取得して台湾から中国各地の大学で教鞭をとっている。
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写真は1997年、海南島の紅湖城の美容街。隣は最若手のママさん。
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当時の中国では風俗店を美容店に装っていた。
写真のPunk五十嵐は連夜この界隈に出没しては歌を歌い酒を飲みギャルたちの人気ものになっていた。
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写真は2009年バンコク。おいらの還暦を機にPunk五十嵐が2代目南雲海人を襲名した(^o^)
話を高雄に戻す。
Punk五十嵐は2006年に台北から高雄に移っている。その頃のリポートがある。「高雄は決して楽しいところではありませんがビーチもあるし台北より暮らしやすいです」そして、下半身情報は「ベトナムギャルは500元でロシア系はクラブでショーのあと深夜から活動を始めます」とあった。このようなネタは連載していた「世界の下半身」で書かせていただいた(^o^)。
さて、今回半世紀ぶりに高雄に行くのだが、これといった目的はない。街を徘徊して居酒屋や夜市で断片的な記憶をあてに飲むだけだ。そのあと台北に向かいムエタイジムを見学体験する。今後の予定は7月にバンコクで古い友人と落ち合う。彼とも半世紀ぶりの再会になる。これまで旅を続けてきたせいかどのような光景にも驚かくなった、が、半世紀ぶりの友人との再会にはお互い驚きそうだ。そのことを「まえがき」に書くか。まえがきは、このように読んでもらいたいというような筆者の気持ちで、あとがきは読んでいただいたお礼や関係各位への感謝であります。とりわけ、72年の台湾で出会った女たちには特に感謝したい。
今回のタイトルは英語で(あとがき)にした。
ここではこのように締めていた。
「そして、読者の皆さんに心より感謝の握手を贈ります。ありがとう」

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