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2019年2月22日 (金)

Changing

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人生は変化するから愉快なのである。
(写真はわが初パスポート。初使用先はOkinawaの予定であったが返還の翌日に那覇に着いた)

この沖縄への旅がわが旅の始まりになった。1972年のことである。那覇から台北そして香港タイ。旅先ではいろんなコトや多くの人と出会った。それらの出会いがわが人生にどれだけ影響したか計り知れない。
出会いだが、人だけでなく、街並みや建築物であり、絵画や彫刻、さらに自然である。特に嬉しい出会いは美味いビールやワインに食事だったりする^_^。
学生時代は学校閉鎖があったせいで時間がたっぷりあった。その時間は読書に映画。映画館でバイトしている友人を訪ねタダで見せてもらったり、草月シネマテークや京橋フィルムセンターに友人と一緒に通った。
小説からも映画からも多大な影響を受けた。影響を受けない小説や映画は「娯楽」に過ぎないが影響を受けた作品は「芸術」だったのではないか。感銘をうけた作品は心を磨いてくれたように感じ豊かな気分になり、将来シナリオ作家になる大澤治と酒を飲みながら小説や映画の話をしたものだった。
映画に夢中になったのは、ガキの頃母に映画館に連れて行かれた事が影響していたのであろう。ともあれ人生は全てにおいて変化していくものだ。短髪を長髪にした。それが当時の流行だった。ある時テレビを見ていた母が「最近はけったいなダンスが流行るんやな」とモンキーダンスを訝しがった。その母は戦前軍国主義時代にチャールストンを踊っていたのである。
流行とは「けったいな」ものから始まり、けったいでなくなり、廃れていくものである。ファッションも同じだ。あれがカッコいい、それはもうダサい、そのような選択のセンスも人生と共に変化する。
こうして古希になる年を迎えても、自分を変えたいと思う。
その為に肉体から学ぶことを目指しボクシングやムエタイジムに通っているわけだ。自分を変えるということは興味の対象も変わることになる。
高校時代はサッカーとドラムス。ファッションはIVYだった。大学時代はロングヘヤーにビートルズやストーンズ。そして、旅を始めた。
20代後半は軽飛行機免許を取得するためハワイに3ヶ月暮らした。そのあとは記事を書いたり原稿を書いたりした。ヨットライフも6年続けた。飛行機に興味を持ったのは父が仙台航空隊で教官をしていた事がどこかで影響していたのかもしれない。ヨットはハワイ上空を飛行中眼下に帆をあげてセーリングしているヨットを見た事が頭のどこかに残っていたからであろう。このような体験経験から自分自身が変わり、興味の対象も変わってきたのである。
巡礼の旅であるが、バロセロナではアパートに下宿しながらスペイン語スクールに通った。スクールでは世界各国から来ていた若者と知り合った。いまも交流してくれる彼らはわたしの宝物だ。翌年もマドリッドでスペイン語スクールに通った。ここでも愉快な人たちと出会う。
引退後の生活を巡礼というテーマにしながら、各地で色んなことをしている。
海外で何もしないでいるなら、それは「外ごもり」に過ぎないし、日本だと「引きこもり」だ。そのような事にならないためには好奇心を持たねばならない。またそれを実践出来るために体力気力を付けないといけない。ムエタイなどがそれであり、好奇心などを持つためには感受性を磨く必要がある。それは読書や愉快な人たちとの交流である。
話を変える。
1997年香港返還の年に香港在住者たちを取材した事がある。その時に出会った素敵な夫婦と今も交信がある。特に号泣妻とあだ名した人のメールが面白い。もっとも、本人は真剣であるのだろうが、真剣であればあるほど、読み手としては笑えるのである。このような文を書ける人の感性はアーチストなのであろう。つまり(作品を作らなくても)1行も書かない詩人が存在するようなものだ。だから20数年一度も会っていないにもかかわらず、親近感を持てるのである。
話を戻す。
過日、老人は孤独がいい。また孤独が似合う老人がいい、とも書いた。これは自分がそうでありたいと願っていることでもある。男の顔は履歴書であるように、加齢と共にそれなりの人相に変化していきたいと思い現在努力中であります^_^。男は黙って挑んで戦い死ねばいいのだ^_^。
その基本姿勢は「孤立を恐れず、連帯を求めず」である。
退屈と感じた時は読書。部屋に引きこもらずに徘徊。そしてジムでは愉快な連中と交流&発汗。巡礼先滞在先でも色んな出会いがある。町や店や人。それらが変わっても自分そのものが変わらなければ、それらの風景や出会いは何の意味も持たないし、人生そのものを無為に過ごす事になる。
鴨長明が「行く川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず」などと書いたが、彼がガキの頃にはそのような感慨はなかったはずだ^_^。老成して始めて分かるものがあるのだ。それも変化である。
人生は時間だ。
食べ物が酸化して元素に戻るように、人も変化してゆく。この変化をこれからも大いに楽しもうと目論んでいるのであります^_^。

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