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2018年11月27日 (火)

Motivation

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わが巡礼の旅は海外滞在型でもある。

滞在しているその街のどこか気に入った一角に暮らし、この国の風景や人々(外と他)をスケッチしていると、いろんな景色が浮かんでくるのである。
しかし、それは他から見れば「孤独」であり「内向的」生活と思われるかもしれないが、興味の対象のアングルが変わっただけの事に過ぎない。
旅先や滞在先で出逢う人達との交流が実に心地よい。これは現在を生きることの喜びである。
旅人は昔話を懐かしみ過去に生きる人はまずいない。今を生き明日に向かうからである。たまに高齢者(外人であれ日本人であれ彼らは団塊世代である)と旅先で鉢合わせするようなことがある。そんな連中が語る話は無視してとっととやり過ごすようにしている。つまらない事に関わっている時間がもったいないからである。残り時間は限られているのだ^_^。

いつだったか旅先でジャーナリストを目指している大学生と話したことがある。青年は社会のためになる仕事として報道関係を目指したそうだ。
海外取材時代のことを話す。
ミャンマー(ビルマ)で自宅軟禁中のアウンサンスチーをインタビューしたことがある。彼女はビルマ独立建国の父アウンサン将軍の娘であり反政府民主化のシンボルとしてノーベル平和賞を受賞し世界から注目されていた。
(彼女の夫は英国人のチベット研究家である、ミャンマー軍事独裁政権の後ろ盾は中国政府だ。この関係抜きでスーチーのノーベル平和賞受賞は語れない)
そして、選挙後、スーチーは政府の要職についた。そこにロヒギャン問題から報道関係者の違法逮捕と続くことになる。記者逮捕はあくまでも法律に違反したからだとスーチーは強弁した。が、デッチ上げ逮捕だったと警官が告発したのである。
自宅軟禁時代のスーチーは背筋をピンと伸ばし凛としていた。日本に何かメッセージはありませんか、と問うた時、彼女はその大きな瞳でこちらを睨みつけるようにこう言った。
「ミャンマーの状況を見張って(ワッチ)して下さい、今私に何が起きているのか、皆さんに知ってもらいたい」
さて、政府の一員となった今彼女に何が起きているだろうか。ロヒギャン難民にデッチ上げ逮捕。中国寄りの政策。欧米からはノーベル賞を返却せよとの声もある。

事件記事を書くには4つのWと1つのHを求められる。いつwhen どこで where 誰がwho 何をwhatどのようにしてhowという具合である。
このような具体的「事実」が裁判で審理されるのだが、観念的な「真実」は犯人だけが知り得るものであろう。カミュの小説「異邦人」では殺人犯に動機は太陽だと述べさせていた。
事実の答えは理性が出す。その理性は感情が鎮まったあと息をきらしながら感情に追いつき追い越したところで振り返って、そこで初めて答えになるのである。しかしながら犯罪者の多くは事件当時の記憶がないと主張するのだそうだ。つまり感情が記憶の空白を作ったのだろう。記憶とは「曖昧」なものになったり「明確」に刻まれたりする。前者は加害者で、後者は被害者になる。

さて、先日、NYからやってきたアフリカ系アメリカ人とムエタイジムで会った。彼はアマチュアレスリングの選手だったそうで屈強な肉体を誇っていた。話はジョン.アービングの「ガープの世界」になった。作家ジョンアービングはアマチュアレスリングの選手だったからだ。彼は日本にも訪れたことがあり来年も仕事で東京、豊田、大阪に行く予定だそうだ。
その彼はこれまで出会った米国人と同じくトランプ大統領を批判していた。その理由を聞くと、トランプ支持者は他人種を恐れる白人優位主義者や差別主義者でアメリカを両極端分けてしまい政治的中間層がなくなったと述べた。
その話しを聞きながら、映画「イージーライダー」を思い出した。映画の主人公である2人のバイクライダーがコカインで儲けたカネを持ってアメリカ南部を旅する話である。そして最後は「異物」(主人公たちはヒッピーファッションでもあった。ファションだが、これも自己情報発信である)を「排除」する保守の白人オヤジに撃ち殺される。そのラストシーンは自由の象徴であるバイクが破壊され燃えていく。

アメリカ国籍を有している人でパスポートを所持しているのはアメリカの人口の20%だそうだ。
海外で出会う米国人はアメリカ以外の国を知る人たちである。少なくとも彼らはアメリカ第一主義ではない。多様な文化を容認しているし白人優位や差別主義に反対している。しかし、国内の中流に浮かんでいた人たち(白人)は下流からせり上がってくる波(移民)に押されて下流に流されることを恐怖しているのだろう。アメリカは今もイージーライダーを撃ち殺したような保守人口の方が多いに違いない。でなければトランプは大統領になっていない。

欧州は中東や北アフリカからの難民に対して移民排斥を訴える極右勢力が支持を伸ばしているし、イスラム過激派のテロも欧州各地で起きた。中国では習近平が独裁色をあらわにして、小学生から習近平語録を朗読させている。日本の戦前軍国教育もそのようなものだったのであろう。
このような洗脳教育はバランス感覚を奪いステレオタイプの人間を作る。セブで知り合った中国人たちは子供の教育を中国で受けさせるのは子供の将来に良くないといい、またネットの自由も宗教や思想の自由もないからセブに移住して子供をアメリカンスクールに通わせているのだそうだ。また福建省からセブに移り住んだ青年は将来牧師になりたいそうだ。
さて、わが日本は労働力不足補充のために入管法を変えようとしている。海外からは移民を認めるようだと思われているが、日本政府の答弁によると響は「選民」に近い。日本社会に役立つガイジンは認めるということらしい。そんなにうまく選ぶことが出来るのだろうか。中には映画「スカーフェイス」のトニーモンタナみたいなのがま紛れていて日本に犯罪組織を作るやもしれん^_^。すでに不良外人グループが犯罪を起こしているではないか。社会は人間の良いとこ取りで形成される事はない。

今回のバンコクではネットがダウン中。テレビも見れない。だからビデオで「仁義なき戦い」を完結編まで観てしまった。劇中の台詞が頭に入り夢の中で広島弁を話すようになってしまった^_^。
12月1日に謎の貿易商と備前の脱税王がバンコクにやってくる。そこからは部屋でもネットが使える。それまでネットはムエタイジムや深夜食堂で繋げている。1日のネット使用時間は45分ほどとある。このぐらいの時間で十分事は足りてることになる。
来年は70歳だ。
Rストーンズがライブを続けているうちはまだガキではあるが。そろそろSNSも断捨離しなければならない。ホームページはすでに削除した。このブログは2代目Punk五十嵐が継いでいるが、初代である南雲海人の生存確認としてこのようにとりとめもないことを書いている。
フェースブックも出会ったことのない人や疎遠になった人は削除していくことにする。削除されたからと気を悪くされないでもらいたい。この歳になると、お会いしたことのない人から、友達リクエストやいいねのお願いにスタンプなど送られても妙な気分になるのであります。

ところで2代目Punk五十嵐は大連ライフに慣れたらしい。流石モンゴル草原から南米はパタゴニアまで「世界の下半身」旅行をしただけのことがある。どの地に行ってもすぐ馴染む体質になっているようだ。これからも彼でしか体験できない話をブログに書いてもらいたいものだ。

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