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2018年2月22日 (木)

wondeful friends

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ムエタイジムに通い1カ月が過ぎた。

ジムでは最年長生徒である、が、しかし、がんばる。いや、がんばれる。それは各国からやって来ている若い選手たちの存在そのものが自分を励ましてくれるからである。彼らの友情がなければ毎日ジムに通えることはないだろう。
例えばサムライ中村慎之介選手は25歳である。彼は単身タイに来てプロとしてリングに上がっている。その姿は孤高の剣士に見えた。燃え尽きるまでムエタイをやりたい。この精神が彼のいまそこにある戦いに全神経を集中させることになっているのである。だから強豪相手に対しても一歩も引かず倒すことができたのだ。
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また、ブラジルから来ているジョアンはサンパウロのファベーラで生まれ育った。ファベーラとは元来は花の名前なのだが、今では貧民街でマフィア(ファミリア)の巣窟になっている。彼はここでファミリアのメンバーとしてブツ(薬物)などをバイクで搬送していた。しかし、仲間の多くは殺されるか刑務所に入るかだった。ある時、彼は神の啓示を聞いたかのように我を取り戻した。そしてブラジルを出た。今ではジョアンはムエタイのメイン試合で勝利する選手になった。27歳である。
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アメリカ在住のベトナム人バオは米国でテコンドーのコーチでもある。ベトナム戦争後に生まれたので統一された祖国しか知らない。爺さんは厳しい人で良いことを100回しても褒めないけど、一度でも悪いことをすると激しく叱るんだ、アメリカは褒めてばかりで叱ると親が文句を言ってくる、困ったもんだよ。バオもバンコクでプロの試合に出るそうだ。そのため彼は毎日午前午後の2回ハードな練習をこなしている。
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彼ら以外にもニューヨークやリバプールなどから短期練習をした仲間もいた。タイ人ではモデル女性や大学教授そして近所のおばさんもいる。体験コースの観光客は中国やシンガポールに台湾などもいた。日本女性も通っている。
ジムのコーチも若いし愉快な連中である。だからジムの環境がおいらを若い気分にしてくれて、がんばれるのである。ところが、がんばりすぎて、3週間前は左膝、そして、2日前に右膝を痛めた。
今回は歩くのもちと困難である。ジムは休んでいるがビールは飲みたい。足を引きずりながら馴染みの「深夜食堂」に行ってビールのあとは持ち込んだジョニ赤でソーダー割りを作り1人で呑んだくれている (^O^)。
わが巡礼の旅の基本目的というものがあるとしたら、それはいかに美味しく酒を飲むか、である。そのためのムエタイである。そして、もう一つは若い人達との出会いである。このような旅のかたちが作れなくなった時、ラスト小説がかけそうな気がしないでもない。
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