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2012年11月25日 (日)

3年目

英語に還暦という単語はないようだ。

ガキの頃、坂本九とパラダイスキングの「悲しき60才」を歌っていたくらいで、60歳になる自分など想像したこともない。
それが、あれよあれよという間に還暦を過ぎ3年目になる。この3年間だが、これまでの3年に比べエモーショナルな意味でもアップとダウンの連続だった。ドラッグを決めているようなもので時間ごとにハイになりダウンする。還暦にもなれば随分と精神的にも「大人」になると思ったが、逆だった。
ココロには求心力と遠心力がある。ココロは他者を求めたり、離れようとする。その基準はエモーショナルである。理性は手抜かりはないが、感情はコントロールできない。その証左に理性を持って精神をコントロールできても、理性でもって肉体を支配するのは難しい。つまり、感情は手に負えないのである。
若い人から「(60歳に)近付きたかった、あの頃が懐かしいです」とメールを頂いた。感情はやがて理性を取り戻し現実的な判断を下すのだ。
しかし、感情は陽の光が弱くなるように、静かな宵になり、そして再び濡れた香りのする朝を迎えるのである。なんちゃって。

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