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2012年10月 6日 (土)

考え方

若い頃は時間が無限にあると思っていた。

しかし、時間は加齢とともに加速するのであろう。1年があっという間に過ぎていく。気がつくと人生の残り時間は限られてきた。TVで映画「最高の人生の見つけ方」を観た。末期がんの二人が好きなことをやろうと旅にでるのだが、最後はアメリカンご都合主義である家族愛といったところに落ち着く。米映画のイヤなところだ。
この手の映画なら「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」が南雲的であり好きである。
このような映画は「人生を簡単に考えても、人生は簡単にならない」という現実から少しの間つまみだしてはくれる。
人は常々物事に対して合理的に考え、能率的に考える。そのくせ感情的にもなる。
わが人生を振り返ると、病をきっかけにして考え方が変わっている。病室の天井を眺めながら見知らぬ国や土地に思いを馳せたり、大空を舞い、海原をかけることを夢想するのである。この夢想を合理的にかつ能率的に考え実行に移した。
ハワイで軽飛行機免許取得にヨット航海がそれである。
だが、これらは虹のようなもので、遥か彼方に見える虹も飛行機やヨットでその中に突っ込んでいけば消えている。しばらく前に進み振り返ると虹は後ろに見えているようなものだ。
こいつは女にもあてはまるだろう。いや、ヤバイ仕事も同じだ。手にしたものは泡のように消えてしまうのである。つまり、手に入れるまでの「ing」が生きていることを実感させるのだ。
さてはて、この先の人生はどうなるのか、わがココロは見通しが利かないが、長年培った「感」が働くだろう。そいつに従っていけばいい。なまじ焼きが回ったりするとただの老いぼれになるだけだ。
さて、洗濯でもするか。

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