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2012年10月10日 (水)

定期健診

3年ぶりの検診を受けた。

大阪市健康保険の簡易検診に大腸がん診断である。指定された病院は天六にあるKN総合病院。評判は芳しくない。尿検のあと身体測定。171.5cm.72.5kg腹回り85cm。ン?!高校時代は173.5あった。背は老化と共に縮むらしい。体重は4月のフィリピン合宿で過去最大の74.5kgから2kgしか減ってない。腹回りは絶望的数字である。
(30代以上男性のウエストは身長X0.46、てことは79cmほどで、体重は65kgだそうだ)
問診ドクターは「年齢にしてはがっちりしたカラダをしてますね。なにかやられてますか」と聴診器を胸に当てた。そうこなっくちゃいけない。
おいらは一息吐いたあと「ボクシングをやてます」と、どや顔。
「ほぉ」「あら」前者はドクターで後者は若いナースの感嘆の声である。
ちょい、いい気になってナースにアゴを上げニヤリ。ナースもニコリ。診察室は小児科だった。
病院はドラマの舞台になりやすいのは死と回復があり人を描きやすいからだ。
それにしても朝から老人たちが集っている。しあわせ介護サービスと書かれたポロシャツを着た介護士さんがいる。待ち時間が長いと若いナースに文句を垂れる爺さん。長い睫毛が卑猥ねあなた、てなアンルイスの歌を思い出した。会計前でも人相の悪いババアがあの人より先に並んでるのに、なんでやのん。とスゴむ。
ナースや会計の娘さんは慣れたもので、丁寧にあしらいながら、軽蔑の視線を斜め上に送っていた。
道徳の問題というものはややもすれば立場や力関係といった争いの問題になるのである。
90分ほどで検診完了。
結果は郵送されるのだが、若いナースの最後の一言はこうだった。
「大腸がん診断ですが、なにかひかかることがあれば連絡します」
おいらは単身老人である旨を伝えると「あら」とまたまたニコリ。
この「あら」は驚きと同情を絡み合わせた感嘆詞であろう。
「ありごとうございました」
おいらは高倉健を真似て深々とお辞儀をしながら、近くに福ちゃんというお好み焼き屋があるんで、よかったら食べに行きませんか、と続けようと頭をあげたら、ナースはさっさと踵を返して診察室に戻っていった。健康診断はココロに深い傷を残したのでありました。ポテチン。


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