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2011年7月28日 (木)

stalker

友人から会社の女子社員がストーカー被害にあっていると相談された。

ストーカーされていて精神安定剤を飲むようになり、会社を1週間ほど休んでいます。
警察にも相談しているらしいですが、よほどの事がない限り動いてくれないようです。

ストーカーは1990年ころから頻繁に使われ出した英語だが、それ以前は変態と呼ばれ常軌を逸した言動をする人のことである。

K大文学部で太宰治を研究していた娘さんがいる。バイト先は古本屋さんであった。
彼女はおっとりとして誰にでも親切丁寧に接していた。
その娘さんがストーカー被害に遭ったのである。ストカーは店の客で、老人だった。
毎日のように店にやってきては彼女につきまとうので警察に相談したが、効果はなく、結局、彼女が他の客と話をしているのをストーカー爺がキレて警察沙汰になった。

随分と前のこと。おいらも体験した。
事前に一切の連絡もなく、プーケットに突然やってきて、ランチしませんか。こうやられたことがある。手には包丁ではなく柿の葉寿司だったので事無きを得たが、サブイボが立った。

ストーカーは特定の人に異常なほど関心を持ち、その人の意思に反してまであとを追い続ける者、とある。

片想いで胸を焦がし、ひとりで悶々としているのは犯罪ではない。
実際の行動が犯罪になるのである。
ノルウエーの殺戮者が頭の中で100人殺す妄想を持ちヘラヘラしていても裁かれない。
その場の感情の高ぶりだけの突破者であれば、周到な計画は立てられない。
彼らは非道であっても残酷であっても正当化される世界に住んでいるのだろう。
そこから現実の世界に踏み出し、事を起こす。
夢の中で、想像の世界で、こうなりたいと考える逆で、われわれにとってリアルな世界が彼らにとっては夢や幻想の世界なのではないか。
この二つの世界を行き来する間にバランスを崩し、狂気へと突き進むのではあるまいか。
もっとも、彼らは正気で行動していると確信しているのだが。
信じるよりは、疑い、悩み、苦しむのを楽しんだほうが、人間らしいと思うのだが、これが辛く切なくなるわけ。人間て実に困った生き物であります。

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