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2009年10月19日 (月)

Viva Amiga

Pa170308エステラ(Estel.la)は陽気なスペイン人である。

バロセロナからタイに飛んだのが11ヶ月前。バンコクからラオスやミャンマーを旅したあとTiomanにやって来た。
「バロセロナは不景気で仕事もないし。冬は寒いし。それで少しあった貯金をはたいてチケットを買って、旅に出たの。こっちは暖かいし安く暮らせるし。いろんな人と知り合えて楽しいわ。島に来て2ヶ月すこし。そろそろNZでワークホリデーして稼がないと」
Estel.laは隣町ABC(バックパッカーが宿泊するバンガローなどがある地区)から自転車でマリーナにやって来る。
マンティングバイクは中国製の新車だが、すでに後輪は左右にがたがた揺れる。サドルを支えているパイプには亀裂が入っている。
そのうちサドルがどすんと下がり、後輪が外れて彼女の前を転がっていく。それを見て彼女は後輪が外れたのを知り、頭を叩き口を大きく開き、片手で後輪部分を持ち上げ懸命にペダルを漕いでいる。
そんな絵が似合う女の子である。
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「来月28歳よ。Sagittarius(射手座)なの」
射手座生まれは好奇心旺盛で外の世界に興味を持つらしい。
「この前、母と姉と姉の彼がTiomanにやって来たの。初めてのアジアを楽しんでいったわ」
8歳の時に両親が離婚。姉はバロセロナにいて彼と同棲中。母はバロセロナ郊外で1人暮らし。父は子連女性と再婚したのだそうだ。
「ボーイフレンドは離婚していたことを隠していたの。旅に出る前に別れたわ。友だちの友だちが役者してるのよ。将来は映画制作に関わりたいと思っているの。でも、それもどうなるか、先のことは誰にも分からないでしょう(Who know)」
Estel.laはヨット経験が1度ある。
「バロセロナで友だちのヨットでセーリングに出たけど、舵が外れて大騒ぎだったの」
それに似たことがYacht Havenで起きた。電気屋Timたちとマリーナを出ようとしたとき舵が効かなくなり大あわてしたことがあった。当人たちは必死のパッチだが端から見ていると喜劇になる。このあとマリーナ近くで座礁した。さすがに我々は笑うほかなく、マリーナに電話して冷えたビールを届けてもらった。
Tiomanを出航する期限は今月末。来月からはモンスーンに入る。
嵐から避難する漁船がマリーナに入ってくるそうだ。といっても毎日が嵐ばかりではないらしい。
が、その確率は高いから、島を出るか留まるか今月末までに態度を決めないといけない。
Jumping Jack Flashは嵐の中で産まれた、とはストーンズの歌詞のことで。わがJumping Jack Flashは穏やかな海で15ノット程度の風がバッチグー。
「Sebana Cove Marinaへ行くときは私も乗船させてね。手伝うから」
彼女とデーセーリングに出た。Estel.laはロープワークも思い出したようで、できるようになったし、航海機器にもすぐに慣れた。
風は凪いでしまったが、イルカがやってきた。イルカはJumping Jack Flashの鼻先で戯れている。このあたりの海ではよくあるらしいが、初めての経験で2人揃って大興奮。
イルカが可愛い。そういう気持ちがよく分った。
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マリーナ近くのダイブスポットのブイに係留してスノーケリング。
ダイビングが好きなEstel.laは人魚みたいに潜っていってはニモと握手すらしてしまう。
おいらは魚と遊ぶ彼女の姿に見とれてしまったのであります。
Singaporeからマット君が戻ればSebana Cove Marinaに向けて出航だ。その時にEstel.laは60リッターのバッグを担いでJumping Jack Flashに乗り込むのだろうか。先のことは誰にも分からない。Who know。そうゆうことでおます。

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