誰でもホームレス
美容業界も格差が広がっているらしい。
これは歯医者にもいえることだが、人気があり繁盛するにはそれなりの理由があるわけで、そうでない店もまたなんらかの原因がある。
昨夜は美容業界関係者と桂花で中華を食べていた。飲食店もそうだが、客待ちビジネスは通りすがりの人を捕まえて店に入れるわけにもいかない。
しかし、客が来ないのなら、こちらから出かけるほかあるまい。にーちゃん散髪したるわ、とハサミで脅して刈り上げて料金を取る。はたまたデリバリーバーバーはどうだろうか。
忙しい人のところに出かけてチョキチョキしちゃうわけ。セレブおばはんならスペシャルサービス込みもありでしょう。
それにしても、歳末の大阪の町は不景気風が吹いている。
美容業界関係者はその日暮らしである。ポケットに全財産の5千円札。見かけと違いリアルワールドはきびしい。
そのうち美容業界関係者の中にはホームレスになる人も出てくるのではないか。もちろんホームレス物書きもあり得る。公園で人を捕まえ、君を記事にしたる、と押さえつけ、取材する。ほら、ええ原稿になったがな、カツあげみたいなものだが、似顔絵描きみたいに案外流行ったりして。
ホームレス中学生は読んでいないが、これだけ売れるにはそれなりの理由がある。読む人に生きる勇気を与え、ちょっとしみんみりさせ、ポカポカ笑えるのではあるまいか。
それは社会がこの本と逆になっているからである。生きる勇気を奪い、凶悪な事件が多発し、悲しくイヤな気持ちにさせる。ホームレス中学生はそんな社会の反響板なのだろう。
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